ものづくりの基礎

 

今回は、

 

「何事も基礎が大切である」

 

ということを書いてみたいと思います。

 

工作機械と汎用機の加工(旋盤・セーパー)が、私の専門ですので、

 

これらについて書いていきます。

 

 

 まず、工作機械ですが、今日では、工作機械は、NC機が主流ですが、

 

汎用機で基礎を学びそれからNC機を使った方がいいように思います。

 

ハンドルを通じて、いろいろな感覚がつかめ、

 

「今、どのような状態か」

 

がわかりますから。NC機は、パルスハンドルですので、回してて

 

感覚ないですよね。(切削音は聞こえますが)

 

それと、少し専門的になりますが、NC機は電気的に調整された状態で、

 

精度が出てます。

 

「電気的に逃げる」

 

と言ってます。汎用機はダイレクトですので、調整すればちゃんと

 

答えてくれます。すなわち、何かあったとき、調整箇所がわかり、

 

構造的にも勉強になります。

 


次に汎用旋盤の加工です。

 

昔から、

 

「汎用旋盤が全ての工作機械の基礎である。」

 

と言われますよね。

 

使っててつくづくそう思います。

 

皆さん軸(シャフト)を加工してテーパーがついたらどうしますか。

 

おそらくほとんどの人は、心押し軸(センター)を調整するでしょう。

 

間違いではないと思います。メーカーさんもそう言いますから。

 

しかし、原因はそれだけではありません。

 

そこが勉強です。

 

NC機ではプログラムで調整できますが、それでは加工の技術は上がりません。

 

もうひとつ、セーパーです。(この機械をご存知の方は少ないでしょうが)

 

こちらも、まっすぐに加工できなかったらどうしますか。

 

(通常セーパーは中低になり、その上、先に行くほどバイトが逃げます。)

 

 

このように、何か問題がでた時に、

 

「なぜだろう」と考え、突き詰める。


 このことが技術の向上につながると思います。

 



 私は、小学校一年生より剣道を稽古してます。

 

剣道では「練習」ではなく「稽古」といいます。

 

意味は、「古きを考える」ということです。

 

何かの壁にぶち当たった時や、どうしてもうまくいかないときに、

 

もう一度、基本に帰って考え直す。ということです。

 

不幸にも基本がしっかりできていない人はこの成長のサイクルが

 

うまく回らないのです。このサイクルがものづくりの喜びをも生むと思います。

 

基礎がしっかり出来ていないと、ある程度までしか技術は伸びないと

 

私は思います。

 

これから工作機械を使い始める方は、出来るだけ、汎用機を少しでも使ってからNC機

 

を使ったほうがいいと思います。

 

 

まとめ

 

個人的な考えですが、はじめに汎用機を使って基礎を勉強してから

 

NC機を使ってはどうでしょうか。

 

その方が後々伸びると思います。

 

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